3.GOなどに使われたノブ


1978年パーツ・カタログでは、大アップの写真が表紙を飾った「ノンスリップ・ラバー付きノブ(KN610)」。これはグレコ・オリジナル・モデルの特徴的な部品で、ゴールドと黒がある。さらに細かくみると刻字部分が太い物(左)と細い物(後)があり、時代的には前者の方が古い。細字タイプの物では、背面に「IBANEZ」とブランド名が入っているのがご愛敬。無くなりやすい部品で、ラバーも劣化して切れやすい傾向が否めないが、この部品には独特の趣がある。もちろん現在ではパーツとしての入手は不可能だ。そこでアイバニーズのシュアグリップllノブを、GO用にアレンジしてみた。単に内側から金色に塗装しただけだが、他のどのノブよりGOに似合うと思っている(GOlllDSで使用中)。近年のギターで、ピービーのスティーブ・クロッパー型ギターについているノブも良さそうなのだが、そちらはなんと1500円(1個)の売値。グレコ・オリジナルギターでは、補修部品が手に入らない点が泣き所になっている。