松さんのBG800W(B814XXX)  





      オークションで入手しました。出品者の方が、私が仕事で使うスタジオのすぐ近くに住んでいらっしゃったので、(会社には打ち合わせに行くといって)スタジオの喫茶室でお会いして受け取りました。出品者は私と同い年で、グレコのセミアコ(というか335型でもフルアコ構造の奴)やテレ・シンライン・タイプを探していらっしゃるとのこと。「某楽器店にこの間ブローラーが出ていたけど、すぐに売れちゃった」と、同じ個体をチェックしていたことなども判明。その個体が速攻でオークションに出品されていたことを伝えると、少々凹んでいらっしゃいました。2時間ほども話し込んでしまい、楽しい時を過ごしました。職種が近いことも判り、最後は営業もされたりして(笑)。
 この機種の特徴である、リアPUがバランサーで徐々にシングルからハムバッキングになっていく機能を、20年の時を経て初めて体験しました。なかなか面白い発想だと思います。また、シングルコイルふたつをミックスポジションにした音色が大好きな私としては、割と使いやすい仕様かと思います。
 この個体のコンディションはボチボチで、ブリッジ駒のネジが錆び付いて動かなかったりしているので、一度じっくりメンテしようかと思っています。本当は赤か青のものが欲しいんですが……。ピックガードのプリントが消えてしまっているのは残念です。いっそのことジューシーフルーツカラーにフジゲンで塗って貰おうか、などとも思うのですが、マッチングヘッドでネック裏までボディと同色に塗られているので、お金が随分と掛かりそうです。ピックガードも白いのを作らなくてはいけないし……と自制しております。


(撮影・文章ともに松さん)